上半身に作用する筋肉トレーニング

大自然の中での腹筋トレーニング

大自然の中での腹筋トレーニング
ちゃんとしたトレーニング器具など無かった牧場での少年時代、地面さえあればどこででも行えるこの腹筋トレーニングは、レスナーの暇潰しの道具とも呼べるものにまでなった。
牛への給餌、牛舎の掃除など、日々の日課の合間のちょっとした空き時間を、レスナーは腹筋トレーニングで満たしていった。

腹筋は現在のレスナーにおいてそれほど強調される部位ではないが、決してその鍛錬を怠ることは無かった。体の芯を鍛えること無しに腕や肩の筋肉を成長させるのが不可能だということは、子供の頃から穴が開くほど読み続けたフレックス・マガジンで重々承知だったからだ。

その恐るべき腹筋力は、パワーボムで相手を地面へ叩きつける際の破滅的ダメージへ直結している。


椅子を三脚用いた胸筋トレーニング

椅子を三脚用いた胸筋トレーニング
つま先、右手、左手。以上の三点をパイプ椅子に乗せて行う腕立て伏せ。
体を地面から遠ざけることにより得られる精神的緊張感が、結果的にトレーニング効果へ跳ね返ってくる。


腕立て伏せというものは肘の位置を変えることによって鍛錬部位をコントロールできる便利なトレーニング法だ。
肘を脇腹につけて行うと腕を強化、肘を左右に広げて行えば胸筋を強化できる。
この写真の場合、肘を左右に大きく広げて胸筋を鍛えているのが分かる。

胸筋はブロックの持ち技のほぼ全てにおいて重要な役割を占めているが、中でもゴリラプレスを放つ際のその胸筋の躍動感は見るものを魅了してやまない。


スティック(闘魂棒)を使ったマルチトレーニング

スティック(闘魂棒)を使ったマルチトレーニング
プロレスラー養成施設「ブラッド・レイガンズ道場」に在籍時、レスナーはこの闘魂棒と出会った。
アントニオ猪木が愛用する事で有名なこの闘魂棒は、新日本プロレスに太いパイプを持つレイガンズを経由してレスナーの手にも渡った。

約2メートルの樫でできたこの双棒でのトレーニングは、上半身ほぼ全ての筋肉を万遍なくカバーする。自重を負荷として利用しているので、体が大きくなる程負担も大きくなる。まさにねずみ算式にレスナーの上半身はビルドアップされていったのだ。

この闘魂棒は単に筋肉量を増すだけでなく、筋肉のしなやかさを鍛える効果もある。レスナーがプロ入りしても単なる筋肉人形にならずに済んだ秘密はこんな所にもあるのだ。


ぶら下がり強化トレーニング

ぶら下がり強化トレーニング
皆さんも小学校で遊んだ事があるだろう、雲悌である。
単なる小学校の遊具の一介に過ぎなかった雲悌が、ブロック・レスナーの130キロという体重をぶら下げることにより立派なトレーニング器具へと変貌するのだ。

握力や脇腹の筋肉に効果的に作用するが、このトレーニングの旨は単なる筋力強化にあるわけではない。
アマレスでもプロレスでも必要ないはずの「ぶら下がる」という行為。レスナーがそんなぶら下がりに固執したのはこの技の開発のためだ、という説がいまだにごく一部で根強い。




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